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スッチーとの甘い夜

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One night love

「今回はどちらまで?」

いかにもボクが旅慣れしているのが分かるのだろう。

ボクの横に来ては、

ワイングラスが空かないうちに何度もお代わりを入れてくれる。

「ハノイまで」

ボクは、微笑みを返しながら答えた。

「じゃあ、今夜は台北でお泊り?」

「そう」

「どこに?」

「決めてない」

「案内しましょうか?」

これが何を意味するか

一目瞭然だった。

福岡を飛び立ったチャイナエアーは

30分遅れで小雨降る台北桃園空港に滑るように降り立った。

現地時間の夜10時半。

これからどこに案内しようというのか。

彼女もフライト勤務が終わりゆっくりしたいはず。

と思いきや、

「明日は、昼からなの。

午前中はゆっくりできるわ」

飲みましょうよ、ホテルで」

と言いう訳で、

そのままホテルにチェックイン。

と行けばよかったのだろう。

まるで映画のシーンのように。

ところが、

現実は、

「明日のボクのフライトは午前8時なんだ。

6時にはチェックインしなきゃ。

で、午前10時にハノイに着く。

そこで恋人が待っているんだよ。

分かるだろ。

だから、また、今度ね」

と、

やんわり、泣く泣くお断り。

もちろん、

今度なんてない。

以上は、

スッチー(CA)との会話。

という訳で、

VIPラウンジにゴロ寝とあいなった。

あ、

ハノイで彼女は待っていない。

嘘も方便。

分かるでしょ。

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